「Frustration tolerance」イライラ耐性になる。耐性をつけたらどうなる? メモ
「イライラしたら負け」-よく言うセリフ。
Dr Beckyの本を読んでみたら、イライラしたら負ける理由が分かった。
子供がイライラする時-例えば、学校のテスト、宿題、対人関係で上手くいかない時。失敗した時。知らないことに直面した時。
こんな時、親は駄目だと分かっていても感情的になって子供に言ってしまう。「なんでこんなのも分からないの!」「他の子はすらすら解けているわよ」「学校で何聞いてたの?」「なんでやさしくできないの!」
すると子供は「間違ってはいけない」「知らないことは恥ずかしい」「理解していないことを知られたくない」「僕/私は性格が悪い」という気持ちになる。結果、子供はその場を繕うことだけを考え、学ぶことをしなくなる。自分はこういう人間だと決めつけてしまい、良い面が育たなくなる。
子供は、その場を繕ったり決めつけたりするのではなく、
間違いを受け入れること、知らないことを受け入れることをしなければならない。
その時の結果にこだわらない。成功や達成を重要視するのではない。
間違ったり知らなかったりする時、
それは学ぶ機会なんだ!イライラに耐える能力を獲得する機会なんだ!と捉えるようにする。
イライラに耐える能力が備わっていればどんな場面でも成功することができる。この効果は一生もの。その場限りの成功では無く、大人になってもとっても役に立つものなのだ!
例えば------
😊難しい問題でもあきらめずにやり続けることができる!
😊失敗や挫折に直面しても再び挑戦/継続することができる!
😊意見が異なる相手でも上手にコミュニケーションを取ることができる!
なぜなら―イライラ耐性だから。
子供がイライラ耐性になるために親ができること。
子供がイライラ耐性を養うためには、親が子供たちのイライラに耐える力をつけなければならない。子供たちがイライラしている時、そのイライラに対して親がどのようなリアクションを取るか、どのように接するのかを子供たちは見ている。そしてそれを自分自身に取り込んでしまう。イライラに対する親の接し方が、子供がイライラに対する接し方になる。
イライラに対処するのは難しい。
そんな時はGrowth mindset(グロースマインドセット)で取り組むと効果的。
グロースマインドセット―努力や継続によって能力を養うことができるというマインドセット。注:自分はグロースマインドセットだと思っていても、意識していないと簡単に失うもの。だから常にリマインドしなければならない。
グロースマインドセットの状態であれば、今その時点で解決しなくてよい。今終わらせなくてよい。何ができるかをすぐに見つけることさえできなくてよい。ことが理解できる。間違いや知らないことを認め、その問題に取り組めば最終的に達成できる。
グロースマインドセットは挑戦するためのフレームワークを与えてくれる。
自分がグロースマインドセットになっているかを確認して、子供のイライラに対処しよう。
その場で成功した風な感じになるか、生涯役に立つスキルを身に付けるか。
親の仕事は子供たちが直面している問題をすぐに解決することではなく、学ぶことに耐性を作ってあげることなんだ。
Dr Becky Kennedy