【教育、子育て、想うこと】

子供は宝 ~ペアレンティングメモ~

「How Children Succeed」 by Paul tough

「How Children Succeed」から  No.1  アタッチメントと貧困

 

まず私がこの本で興味を持ったことは、幼少期に受けるストレスがその子の進路に及ぼす影響の大きさでした。幼少期に受けたストレスの影響は学校生活に現れ(態度や成績)、必然的に社会に出てからの成功を左右してしまう。で、こうしたことを回避するためには、ここでもやはり、アタッチメントが大事だと。Building Block for learningの一番下にもありました(「Prepared」)。アタッチメントが不足すると子供のストレス値が上がり、自分に自信を持てない、不安症になる、衝動的になる(感情が制御できない)、レジリエンスが持てないなどの結果が見られる。逆にアタッチメントを十分に受けた子供は、より社会的能力が身に付くと書いてあります。アタッチメントを十分に与えようとするならば、親やケアギバーはそれなりの労力が必要ですよね。実際この本でも、貧困家庭では親やケアギバーが子供に十分なアタッチメントを与えることが難しい場合が多いと語られています。

ところで、この本は貧困家庭(しかも結構な環境)に焦点が置かれていますが。これについてどう思われますか?どのように参考にしていますか。いわゆる一般家庭の例がほぼ無いですよね。この本に書かれていることについて考える時、どうもその点が引っかかって私なりにうまく取り込むことができないのです。ちなみに私は裕福ではありません。ただ、日本も貧困が増えてきていますね。

 

「How Children Succeed」